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給与所得控除に関して、次の改正がありました。
平成29年分の所得税確定申告において適用されますのでご留意ください。

1.給与所得控除の上限額が引き下げられました。
判定の基準である給与収入額の上限が下がり、かつ控除額は減額されます。

(改正前)
平成27年分以前：245万円（給与収入1,500万円を超える場合の給与所得控除額）
平成28年分：230万円（給与収入1,200万円を超える場合の給与所得控除額）
↓
(改正後)
平成29年分以降：220万円（給与収入1,000万円を超える場合の給与所得控除額）

2.給与所得者の特定支出の控除の特例（所法57の2）の特定支出控除額の適用判定の
基準となる金額に改正がありました。

(改正前)
平成27年分以前：
給与収入1,500万円以下である場合には、その年中の給与所得控除額に1/2を乗じた金額。
給与収入1,500万円超である場合には、125万円。
↓
(改正後)
平成28年分以降：一律、その年中の給与所得控除額に1/2を乗じた金額。